ハリルホジッチ監督 解任理由

ハリルホジッチ監督 解任理由

ワールドカップ直前、2か月前だというのに、ハリルホジッチ監督が解任されました。

なぜ、ハリルホジッチ監督は、このぎりぎりの時に、解任されたのでしょうか。

ヴァヒド・ハリルホジッチ元監督は、ボスニア出身のサッカー選手で、元ユーゴスラビア代表選手でした。1980年代には、フランスリーグの得点王にまでなった人物で、207試合で103点をあげるほどの選手だったのです。2試合に1点は取り、得点率は5割をまわるほどだった選手だったのですね。

サッカーを引退した後は、事業に乗り出し、いくつかの店を開くのですが、うまくいきませんでした。

その後、監督としてまたサッカー人生を送ることになるのですが、はじめての監督就任は、ボスニアで紛争が激しくサッカーどころではなかったという波乱万丈の人生を送っているのです。

フランスリーグの監督も就任し、コートジボワールの監督としても、活躍していきました。

コートジボワールといえば、日本サッカーでも仲のいい国として有名です。そのコートジボワールの監督をしていたということで、ハリルホジッチ氏に的がしぼられたということでしょう。

 

ですが、なぜ、ハリルホジッチ監督は、解任されてしまったのでしょうか。

 

まず、ハリルホジッチ監督の不運は、アギーレ元監督の不祥事からはじまっていたことでしょう。

アギーレ監督のやらせ疑惑が発覚し、日本サッカーに激震が起こりました。体裁を気にする日本ですから、捨て置けません。

そして、選ばれたのが、ハリルホジッチ監督だったのです。

 

名だたる監督がすぐに捕まるはずもなく、中途半端な時期から選ばれ、やってもらえるとなったのは、ハリルホジッチ監督だったのですね。

彼の熱意のある人生観は、定評があり、それも期待してのことだったとは思いますが、就任すると選手を競い合わせて、過酷な環境で育て上げようとするやり方は、すでにそこそこの日本では、選手たちに不満を抱かせ、監督と選手との間に、不仲を呼んでしまったと思われます。

日本代表選手といえば、本田圭祐があげられると思いますが、彼もまた独特な感性を持っている人物です。

「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、「納得のいかない支持に従って代表になるよりも、自分の意思を貫けたことは誇りに思う」という発言が、ネットで炎上をまねき、話題になりました。

ここからでも解る通り、ハリルホジッチ監督と選手たちとの距離は相当なもので、あらゆる代表選手が、ハリルホジッチ監督に対して、疑問や改善を求めたのですが、発言や反対意見をいう選手たちは、次々と外されていき、残りわずかという時点でさえ、選手が固定されず、まったく前へ進んでいない状態だったのです。

選手たちを競争させて、能力を高めようという考え方は、1つの方法ではあるかもしれませんが、結果が出ていないことが、「とても痛い」ところでした。

格下の国との相手であっても、ぎりぎりで勝利したり、それだけではなく、負けてしまう試合も多々あり、選手同士のアイコンタクトなどもまったく育っていない現状が、一番の解任理由といえることでしょう。

解任され、新しい監督、西野監督になってからでも、ネットを炎上させた本田圭祐は、さらに違う場所でも、「日本が予選で勝ち進める確率は、低い」とさえいう始末です。

ハリルホジッチ監督の精神論は、悪くはないかもしれませんが、まったく結果が残せていなかったという現実が、彼を解任させた決断になってしまったというわけです。

ほとんどの代表選手が、ハリルホジッチ監督に疑念を抱いていたように、日本サポーターからも、かなりのクレームが来ていたことで、サッカー教会が西野監督へと変えた決断は、正しかったのではないかと思えます。

このギリギリのところで、監督を交代させるという決断は、かならずバッシングを受けるものでしたが、それでも、一歩でも前に進めたいと考えたサッカー協会は、不運続きですが、賢い選択だったと思わせます。

ザックジャパンが強すぎただけに、ハリルジャパンの弱さが、あからさまになってしまっていますが、このドタバタ劇で、ワールドカップの予選を勝ち残り、トーナメントにまでたどり着けるのでしょうか。

今回のワールドカップでは、あまり期待せず、他の国々の活躍を楽しみにして、その中でも、日本代表が勝ち残っていったら、儲けものだというぐらいにしておいたほうがいいかもしれませんね。

ハリルホジッチ監督も大概でしたが、本当に問題だったのはアギーレ監督であって、急遽選ばれてしまったハリルホジッチ元監督には、申し訳なさもなくはりませんね。

日本のイメージもガタ落ちではないでしょうか。

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