ロシアワールドカップ 激闘 フランス対アルゼンチン 

ロシアワールドカップ 激闘 フランス対アルゼンチン 

試合結果

フランスとアルゼンチンの試合は、4-3の激闘で、フランスが勝利しました。今までのワールドカップの試合で最高の試合だとさえ思えるほどの素晴らしい試合内容でした。

チーム状況

☆アルゼンチン

アルゼンチンは、グループDで、熱戦を繰り広げました。初戦アイスランドの1-1と引き分け、メッシがPKを外してしあうという大波乱が起こりました。そして、次戦は、クロアチアになんと3-0で負けて、アルゼンチンは、2戦を終えても勝ち点1しかなかったのです。

他のチームは、クロアチアが勝ち点6でトーナメント進出。ナイジェリアが2位勝ち点3で、そして、アルゼンチンとアイスランドが同じ勝ち点1でした。そして、最後は、アルゼンチンは、2位のナイジェリアとの試合に挑み、2-1で辛くも勝利して、勝ち点4にして、一気に2位へと浮上して、トーナメントに出場決定したのです。

ナイジェリアとの試合はアルゼンチンは、焦りからか本来の力を出し切れず、強引に2点を取りに行ったような試合でしたが、なんとか勝てたのです。冷静に試合が出来ていれば、勝てる相手にも難しくなるのが、ワールドカップという大会で、サッカー選手は特に国を背負って出場しているだけに、あれだけの選手たちも実力を発揮できないほどになってしまうのですね。メッシですら少しそうでした。ですが、やはりメッシは凄い、そのような状況でもしっかりと1点を確実にいれてきたのが生きたのです。

〇アルゼンチン対アイスランド

〇アルゼンチン対クロアチア

〇アルゼンチン対ナイジェリア

今回のアルゼンチンは強いです。メッシはもちろん、マラドーナの後継者アグエロ(マンチャスターC所属)ドリブラー、104億円ユベントス移籍のイグアイン、パウロ・ディバラ(ユベントス10番)、アンヘル・ディ・マリア(MF)など注目される選手たちが集まっています。能力こそ高く結果も出している選手もいるのですが、なぜか結果が出せないアンヘルなどもいて、どうなるのかと思われたのですが、今回のアルゼンチンは本当に強いです。冷静にゆとりを持って戦えば、優勝も狙えると思えるほどです。わたしが思っていた以上に、組織力が上がっていることに驚きました。全大会ではメッシだけのチームのようになっていましたが、今回のアルゼンチンは違います。ですが、メッシをかいたアルゼンチンは、スペインに6-1で親善試合で負けました。そのスペインと肩を並ばせているフランスとの戦いになります。

 

☆フランス

フランスは、グループCで戦い登って来ました。初戦オーストラリアに2-1、ペルーに1-0でともに勝利して勝ち点6のまま最後の第三試合を迎え、デンマークと0-0の引き分けで、勝ち点7として、それほど焦ることもなく、トーナメント進出してきました。

ですが、その内容は、お粗末なもので、オーストラリアの試合でもフランスの強さを観ることができず、平凡なチームのような内容になっていました。ペルーとの試合では少し片鱗を見せたのですが、頭をかしげてしまうほどです。

〇フランス対オーストラリア

〇フランス対ペルー

〇フランス対デンマーク

フランスは、ワールドカップが始まる前までは、史上最強のチームとして囃し立てられていました。サッカー強国のオランダを抑えて、ワールドカップ出場を果たしたほどです。FIFAランクも8位で、ドイツ、ブラジル、スペインなどと並んで強豪国として登って来たチームなのです。アルゼンチンやポルトガルよりも上だという評価だったのです。

キーパーでリーダーのユーゴ・ロリス(トッテナム所属)、最強守備陣DFは、ラファエル・ヴァラン(レアル所属)やローラン・コシエルニー(アーセナル所属)を中心にして、選べないほどDFの層が厚く、MFエンゴロ・カンテ(チェルシー所属)もFWグリーズマン(アトレティコマド所属)、エムバペ(パリサン所属)、ジルー(チェルシー所属)など選手が並ぶのです。きりがないほどなので省きますが、本田が8人いるようなものだと言えば解るでしょうか。

メッシやロナウドのような圧倒的な選手こそいないですが、世界でも名が馳せているような選手がゴロゴロしているのです。ドイツやスペインなどと競るほどの選手層の厚さがフランスの強さの定評なのです。黒人系選手が中心となる身体能力の高さが売りです。

これでなぜいい試合ができないのかと思えるのですが、それはまとまりのなさが原因ではないかと思われます。フランスサッカーは、ベンゼマなどの追放などが続き、黒人系選手のいざこざがあり、それらを乗り越えてきたのですが、本音のところまとまり切れていないとも思えるのです。本田が8人もいたらまとまりなくなるだろと思えるように、選手層が厚くキャラクターが濃いほど、主張が強くなりすぎて、難しくなるというところかもしれません。ですが、フランスにとってグループ進出は当たり前だからこそ、力を隠している可能性もあります。ダラダラ試合をして、突破することでフランスが強くないと思わせてから、トーナメントで本領発揮させるというわけです。

試合内容

試合の立ち上がりは、やはり攻撃的にアルゼンチンがボールを持ち試合を運びます。

それに対して、フランスは、落ち着いてゆったりとした試合を始めます。

そして、10分メッシがボールを持って、攻めたと思った瞬間、ボールがこぼれて、そのボールを前線に1本の長いパスを送ると、それに反応したエムバペが、ものすごい速さでハーフラインよりも前にいたのに、一気にアルゼンチンのエリア内まで入り込み、PKをもらってしまいます。あまりにも早すぎるエムバペのスピードにファールをしなくては止めれませんでした。速すぎるカウンターが炸裂しました。19歳のエムバペのトラップと速さは驚異的です。

PKを蹴るのはグリーズマンです。

グリーズマンは、落ち着いて、キーパーとは逆サイドに蹴って決めました。

これで、1-0でフランスがリードしています。

その後もまた1本の縦パスだけで、エムバペにボールを上げられ、ものすごい華麗なトラップでそのままエリア内に入り込んだエムバペをアルゼンチンがいえろーカードをもらいます。19分です。

ですが、これは、PKではなく、エリア前のファールとして判定されます。

前半30分まで、アルゼンチンが67%のボール支配率を誇っているのに、試合は1-0とフランスがリードしてしまっています。

アルゼンチンは、試合内容では、負けてはいないのに、一発のパス、一人のスピードが脅威になり、1点につながってしまっています。

 

1点をリードしたフランスは、グループリーグの時よりも自由にのびのびとプレイが出来ているような気がします。これが本来のフランスの力なのでしょう。フランス史上最強のチームと言われるだけあります。

アルゼンチンは、そんなフランスを反則ぎりぎりで止めるしかありません。

ですが、フランスは、フランスでメッシを止めるのは、反則ギリギリのプレイです。メッシがエリア内で転ばされ、危うく逆PKになりそうな場面に35分なりました。笛は鳴らずそのまま試合は進みます。

きました!

40分、素晴らしいスーパーゴールがアルゼンチンから生まれました。

アルゼンチンのロングシュートが、刺さりました。エリアよりもかなり後ろから降りぬいたボールは、綺麗にながれ微妙に右に曲がりながら、網に突き刺さります。

キーパーのユーゴロリスの手は届きません。素晴らしすぎるシュートです。まるでCGのようなボールの動きでした。

デイ・マリアです。名キーパーのユーゴでさえも止められませんでした。

これで1-1に巻き返します。

期待以上のいい試合です。攻め立てるアルゼンチンとカウンターを狙うフランスの試合は、どちらも負けていない素晴らしい試合で、一瞬の出来事でゴールにつながり、お互いが1点ずつゴールを手にして、試合をみせつけます。

アルゼンチンはメッシ以外もいいプレイをして、メッシを支えます。

前半のロスタイムが終わり、試合は1-1のまま後半を迎えることになります。

 

後半戦

イエローカードをもらっていたDFのロホをアルゼンチンは交代させて、後半戦がはじまります。

このまま1-1なら延長戦やPKにまで徹底的に試合の勝敗を決めていきます。

ものすごい激しい試合の後半戦の立ち上がりです。

アルゼンチンのデイマリアに対して、強引に倒しにくるフランスです。

ここでアルゼンチンがフリーキックを左サイドからもらいます。

そのフリーキックがファサイドに流れて、丁度メッシにボールが渡りました。

なんと!後半2分、メッシがエリア内でしかけボールを保持しながら、シュートをうち、そのボールが、アルゼンチンの味方のメルカドの足にあたり、軌道が変わってゴールになりました。キーパーユーゴは、軌道がかわってしまい反応できませんでした。

メルカドは大喜びしますが、ほとんどメッシのシュートです。メルカドはボールが当たってから反応しているからです。

これで2-1です。

アルゼンチンは、アルゼンチンで、エムバペに厳しいマークをして、倒します。

後半11分、フランスのパバールが、ゴールを決めます。サイドから蹴られたボールに反応して、ボレーシュートをおもいっきり打ち込み、変化しながら、ボールがアルゼンチンに突き刺さります。これもまたスーパーゴールです。左に蹴っているのに、右に曲がっていくような軌道でゴールに入ります。これが本当のドライブシュートというものでしょう。回転によってドライブしています。

2-2です。

エムバペが、18分、ゴールをいれました。左足のシュートです。変わってから早いシュートで、反応できません。次から次へと素晴らしいプレイが飛び出します。

3-2です。

なんと、19歳のエムバペがまた飛び出して、ゴールしました。ゴールになるまで、アルゼンチンエリア前にあったボールがたった3本だけのパスだけでカウンターで攻め立てて、ゴールしたのです。

4-2です。

フランスの速すぎる攻撃に守備が追い付きません。

さすがのアルゼンチンも焦り始めます。メッシもムキになって強引なプレイをしてボールを取られます。

落ち着けば、アルゼンチンもまったく負けていないので、2点差の逆転もありえますが、グループの時のように、焦ると入るボールも入らなくなります。

ですが、すぐにアルゼンチンは落ち着いて試合を運びます。フランスも、もう無理をしてゴールをあげようとはしません。

フランスは、ボールをまわして時間を費やそうとしはじめます。

 

メッシは少しムキになっていますが、アルゼンチン選手たちは、冷静です。グループで苦しんだだけに、それが精神的にも強くしたのでしょう。

後半33分、残り12分あります。

メッシがボールを持ち、素晴らしいかわしで、フランス選手を抜き、絶妙なパスを出すのですが、そのシュートは、微妙なもので、ゴールにはなりません。

アルゼンチンのディマリアも左サイドからスピードで上がって攻撃をしかけます。

39分、中盤で事故のような場面でアルゼンチンがボールを奪い、メッシがボールをすぐに与えられ、エリア内までドリブルで入り込んみ、素晴らしいプレイをみせましたが、最後のシュートは、右足で、弱いシュートになってしまい、メッシも倒れ伏し拝んで、悔しがります。左足なら入っていたでしょう。

41分、アルゼンチンがフリーキックをもらいますが、それはすぐにクリアされ、コーナーになり、そのコーナーからの攻撃も外に出てしまいます。

ロスタイムは4分です。

この4分で2ゴールしなければ、負けてしまいます。

フランスは、守備に徹しています。あからさまな時間稼ぎもせずに、フランスは試合を続けます。

後半、47分、メッシからのサイドボールが、飛び出して、それをアグエロが、ヘディングで、ゴールをねじ込みました。

なんと、ここで4-3です。

奇跡は起こるのでしょうか。

 

最後の最後、アルゼンチンが、最後の猛攻撃をしかけて、チャンスになりますが、そのボールはおしくも、枠の外にながれ、笛が鳴りました。メッシは前のべりにたおれてしまいました。4度目のメッシのワールドカップは、ここで終わりました。

4-3で、フランスが勝利しました。最後の最後までわからない最高の試合でした。名試合だったでしょう。これぞ、ワールドカップというほどの素晴らしい試合でした。

アルゼンチンも最高の試合をみせてくれました。

 

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